愛知県名古屋市名東区にて、東海地方初のエクセレントハウジングシステム(通称:エクシス)仕様の住宅が建設中です。
本住宅は青木設計一級建築士事務所 青木靖幸様による設計となります。

本住宅の意匠のこだわりや、全館空調を採用する上でのポイントについてお伺いしましたところ、
「子供の見守りができ家族の気配を感じられる家を目指し建物を設計しました」とのことでした。

以下、青木様からのお言葉です。
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本住宅はプライバシーの必要な個室、仕事をするスペース、水廻り以外の部分は建具、壁で仕切らず、2階の廊下をすのこ床にし、特にキッチンからはダイニング、和室、リビング廊下など見通しができるようになっています。
ただの広いワンルームでは味気ないので、階高を1階2.6メートル2階を2.2メートルとすることで、廊下・ダイニング・キッチン・和室は天井高さは2メートルから2.2メートル程度となり、リビング・玄関は2階までの総吹抜け、寝室は勾配天井とし、多彩な空間を作り出し、やりたい事をやりたい空間を探し楽しめるようにもしました。

間仕切りや建具を減らしたことにより、空間の抜けが出来、実際の床面積よりも広がりを感じることができると共に、建築費用も抑えることができます。

間仕切りが少ないため、個別の空調では能力が不足することを懸念し、断熱等級は6水準とし全館空調システムを採用しました。
空調機は建物の中心付近に配置しダクト経路を短くし、メンテナンスのしやすい廊下に配置しました。

空調の効率をあげるため階高を低くしたことも役立っていると思います。

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