栃木県日光に「コンフォート24×パッシブデザイン」の家が完成いたしました。

 

建物概要

■延床面積:142.42㎡
■工法:木造(在来工法)
■外貼り断熱:アキレスQ1ボード
■開口部:YKK APW430
■UA値:0.32 W/㎡・k
■C値:0.15 c㎡/㎡(予測)
■全館空調(冷暖房):コンフォート24 エアコン1台(6.3kw)
■換気:ダクト式第三種換気システム(ルフロ400)
■電気料金(予測)※:154,488円/年(予測電力消費量※:5,063kWh/年)
※システック環境研究所の計算による
■太陽光発電:7kW
■ZEH基準:○

建設場所の省エネ区分はⅣ地域、関東地方といっても寒さの厳しい地域です。
寒さは厳しいのですが、冬期は晴天が多く「パッシブデザイン」に適した地域と言えます。
「コンフォート24×パッシブデザイン」に加え7kWの太陽光発電を設置することで、使う電力よりも作る電力の方が大きいZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準をクリアしています。
設計は栃木県宇都宮市にある「ベーシック設計事務所」で、これまで多くの「OMソーラー」を手がけてきています。

この住宅の断熱性能はUA値が0.32W/㎡・k、気密性能は0.15 c㎡/㎡と、太陽熱利用の原則である「高断熱・高気密」をクリアしています。
竣工後の1月にデータを取らせていただきましたので、計測データを図-1、2でご紹介いたします。

■ 図-1 ■ 室内外温度

外気温度は日中でも5℃以下、夜間は-5℃ぐらいまで下がりますが、室温は1日中20℃~22℃で一定です。

■ 図-2 ■ エアコンの消費電力量

エアコンの電力消費量はこの日は最大でも1.4kWh、日中は1.0wh以下、電気代にすると800円/日程度です。
「高断熱・高気密」の住宅は「コンフォート24×パッシブデザイン」によって、よりその効果を発揮することが検証出来ました。

太平洋側の地域は概ね北から南まで冬期は快晴が多く、どこでも同様の結果が期待できます。
「コンフォート24×パッシブデザイン」は「快適」「省エネルギー」を「実データ」で実感することができます。

 

設計者からのコメント

OMソーラー住宅等、長きにわたり省エネ住宅に携わってきました。栃木県の中でもとても寒い地域なので、今回は基礎断熱、屋根、壁等断熱、開口部性能にこだわりました。
私の娘夫婦、孫3人の家です。わいわいとにぎやかで、ほのぼのとし成長し続ける家であってほしいとの思いで設計させていただきました。
娘はエアコンが嫌いで、暖房を何にしようか悩んでいるときに「コンフォート24」に出会いました。
娘夫婦の家が完成した後、2月の一番寒い時期に3回宿泊しましたが、あまりの快適さに羨ましくなりました。木材は私のこだわりの栃木の山の木です。
オープンな30帖の空間。床材は山桜の無垢材、化粧梁現しです。
今回はZEH支援事業補助金と県産材補助金を申請しました。
私はいつも出逢いに感謝しております。沢山の職人さん、関係者の皆様ありがとうございました。
娘夫婦が一番喜んでいます。

ベーシック設計事務所  古澤 金子

 

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