四季のある日本で求められているのは、冬マイナス10℃以下でも、夏30℃以上の高温多湿でも快適に暮らせる住まいです。近年は、断熱性能の良い家が増えてきましたが、それでも冬の暖房、夏の冷房がなければ快適には過ごせません。
寒冷地の冬は、セントラルヒーティングや床暖房などが主流でしたが、最近はエアコン暖房も増えています。もともと冷房が得意なエアコンは、年間の稼働率が高く、コンパクトで、取付工事は簡単。部屋ごとに温度を変えるなど生活スタイルに合わせられ、今住んでいる家にはベストな選択です。
ところが新築の場合は、事情が違うのです。なぜでしょうか?
「快適な住まい」は、新築を建てる全ての施主の願いであり、「1年を通して快適な生活」を夢見ているからなのです。
快適さを求め、エアコンを各部屋に取り付けるとなると、4台、5台と必要となります。外には室外機が4台、5台と並びます。当然、導入費用もランニングコストも上がります。そこまでしても、「吹抜けの部屋は足元が暖まらない。」「北面にあるトイレや脱衣所は暖かくならない。」といった不満は解消せず、エアコンを、適正に配置するのは意外と難しいのです。
そもそも、エアコンは何台必要なのでしょうか?
答えは、1台です。
正確には、「性能の良い最近の家は、エアコン1台の熱量を各部屋に均等に分配することで、真冬の北海道でも、家全体を十分に暖められる。」のです。
つまり、空気と熱を各部屋に分配する仕組みがあれば、エアコン1台でも十分足りる。ということなのです。もちろん、そこには気候と住宅性能、住宅構造や間取りを考慮した空調設計力が必要ですが、それにしても「エアコン1台」というのは魅力的です。
コンフォート24とは、家の構造と間取りに合わせて空気と熱を分配する仕組みであり、北海道から沖縄まで、エアコン1台で全部屋を24時間×365日快適にするという設計力&空調システムなのです。
寒い冬も玄関に入った瞬間から暖かく、スリッパなしで過ごせます。リビング・ダイニングはもちろん、キッチンの足元も暖か。トイレも脱衣所も暖かくヒートショックがありません。梅雨の時期はドライ、夏は冷房と、季節を問わず一年365日快適です。
室温はどの部屋も22℃±1℃と安定して、床から天井、2階までの吹き抜けもムラなく同じ温度が保たれます。家のどこも暖かいので、体にストレスがなくリラックス。空気は常に循環されて、フィルターで花粉も除去されます。
空調ユニット1台で、全ての部屋の温度を整えます。だから部屋にはエアコンもヒーターもなくて、インテリアはすっきり。吹き抜けやロフト、ウォークインクローゼットを自由に設計しても快適さは変わりません。
空調ユニットにはエアコンとファンがセット。冬の間は24時間連続運転しますが、春や秋はエアコンを止めて、ファンで家中の換気と空気清浄をします。機器の更新時(10~12年)にはエアコン1台とファンの交換で済むので経済的です。
コンフォート24は、1・2地域(北海道)から7・8地域(九州・沖縄)まで対応した、設計力と汎用性の高い建築一体型の全館空調システムです。
空気と熱の性質の理に適った空調システムだから省エネ、だから快適
玄関を開けた瞬間からほんわか、ホールも廊下も床下から暖かさが広がります。もちろん暑い日は、冷房の涼しさが広がります。
ソファでも、床に座っても暖かなので、幼児のハイハイも安心。リラックスしてテレビや家族の団らんをお楽しみください。
足元が暖かいので、長時間の台所仕事も苦になりません。シンクもキッチンウエアも暖かく、手にもやさしいのです。
便座だけでなく、トイレ全体が暖かい。洗濯物は、部屋干しでも乾きやすく、梅雨や花粉の季節も助かります。
クローゼット内の洋服や布団も、部屋と同じ温度と湿度で保たれます。だから、カビ発生の心配もありません。
パジャマのままでも体が冷えず、布団も暖かいので熟睡。夏はもちろん、寝苦しさとは無縁です。
寒い脱衣所から湯船に入った瞬間の温度差が危ない。ここは全部暖かいのでご高齢の方も安心です。
常に快適温度なので、勉強にも集中できます。部屋のエアコンのつけっぱなしや、窓の閉め忘れなどもありません。